Book:映画「2001年宇宙の旅」のストーリーを理解するには
スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」は1968年公開作品ですが、私は未来的な映像がとても好きです。コンピューター(CG)の能力が低くSFXテクニックもあまり無かったと思われる時代に良く作ったものです。
ところで映像の綺麗さは別としてストーリは分かり難い(哲学的?)ですよね。
それは、スタンリー・キューブリック監督がわざと分かり難く作った(表現した)ためだそうです。
スタンリー・キューブリック監督が何を表現したかった(監督は言葉で解説したくない。映像を見てくれと言っていたようですが)かは別として、構想段階のシナリオでは最初(骨)から最後(スターチャイルド)までとてもロジカルで解りやすいストーリーだったようです。
映画を見て自分なりに理解するのも良いですが、この映画が好きなら町山さんの本は読んでおくべきだと思います。私は読んですっきりしました。
ちなみに骨が飛んで行った先にあるものは"宇宙船"ではなく"核弾道ミサイル"だそうです。またモノリスは技術的・予算的に映像化できなかったものを苦心して映像化した結果だそうです。